最近ではオール電化を採用した賃貸物件が増えています。
引っ越し先がオール電化の賃貸物件であれば、お湯を出すのも料理をするのもガスではなく電気を使うため、予想以上に電気代がかかるなどの思わぬ出費に驚くかもしれません。
そこで今回は、オール電化とはなにかにくわえ、電気代の節約方法やガスとの比較、給湯器の水圧への影響について解説します。
ぜひオール電化の賃貸物件を検討する際の参考にしてください。
そもそもオール電化とは?賃貸物件での電気代節約方法

オール電化とは、エアコンや床暖房はもちろん、キッチンのコンロや給湯器も含めたすべての設備で、ガスを使用せず必要なエネルギーのすべてを電気のみでまかなうことをいいます。
気になる電気代は、「2020~2021年 オール電化住宅の光熱費平均」によると、オール電化の一人暮らしでかかる電気代は約11,415円です。
ガスを使わないために電気代が高くなりますが、ガスの基本料金がかからないうえ、ライフスタイルや契約プラン、お湯を使う頻度によっては節約に繋がります。
ライフスタイルの見直し
お風呂の追い焚きを使わないようにすると節約できます。
オール電化の賃貸物件でよく使われているエコキュートによる追い焚きとは、タンク内のお湯を使わず、タンクのお湯の熱量を利用して温め直す仕組みです。
お湯を張り替えるよりも消費電力が高くなるため、前日の残り湯を再利用したい場合でも、新しくお湯を張り直したほうが節約になるでしょう。
昼間は節電する
できるだけ夜間に電気を使用することで節約になります。
オール電化における昼間と夜間の1kWhあたりの価格には、20円近い差があるため、電化製品を夜間に動かすことが節約に繋がります。
安い電力会社にする
電力会社と契約プランを見直すことも重要です。
2016年4月1日から始まった電力自由化で、賃貸物件でも電力会社を個人が自由に選べるようになりました。
電力会社によって、基本料金や1kWhあたりの料金、プランなどは異なるため、より安い電力会社に切り替えることで電気代を節約できます。
その他
エアコンの温度を夏場は26℃、冬場は20℃、お湯は38℃など一定の温度で使用することで、電気代を節約できます。
温度を1℃変えるだけで、消費電力が13~15%も変わるため、温度設定に気を付けましょう。
ほかにも、エコキュートには、メーカーによって省エネモードがあるため、それを使用することで消費電力を削減でき、電気代が節約できます。
ただし、電気温水器の場合はエコキュートより電気代が高くなりやすいため、注意が必要です。
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賃貸物件のオール電化とガス(都市ガス・LPガス)との比較

オール電化は、火災の危険性が少なく安全性が高いメリットがありますが、停電時などでも調理ができるガスにもメリットがあります。
そこで、ここではオール電化の場合とガス併用の場合のメリット・デメリットをそれぞれ比較してご紹介します。
オール電化の賃貸物件とガス併用の賃貸物件のメリット・デメリット
まず、オール電化のメリットは、「火を使わないため火災の心配が少ない」「電気に一本化することで光熱費の管理がしやすい」「災害時に給湯器のタンク内のお湯が使える」などです。
一方、デメリットは、「日中の電気代が割高になる」「給湯器のタンク容量で使えるお湯の量が決まるため、お湯が切れるとしばらく使えない」「停電時に多くの機器・家電が使えなくなる」などが挙げられます。
次に、ガスのメリットですが、その前に都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違いをご説明します。
ガスには都市ガスとLPガスの2種類があり、都市ガスは、地中のガス管を通じて供給されLPガスと比べて価格が安いのが特徴です。
一方、LPガスは、各戸に設置されたボンベからガスが供給されますが、その運搬に人件費がかかるため価格が高くなります。
上記を踏まえたガス併用のメリットは、「停電時でも利用できるガス機器が多い」「コンロが調理器具を選ばずに利用できる」「LPガスは災害に強い」などがあります。
一方、デメリットは、「基本料金が電気とガスの両方必要になる」「都市ガスは災害時の復旧に時間がかかる」などです。
オール電化の賃貸物件とガス併用の賃貸物件の光熱費の比較
オール電化とガス併用の光熱費について比較してみましょう。
毎月の光熱費は、電気・ガスともに基本料金と使用量に応じた従量単価で金額が決まり、その使用量で大きな差が生じます。
オール電化の場合は、電気をいつ使うか(昼間、夜間)によって料金が異なります。
たとえば、入浴の際に深夜料金の時間帯に貯めたお湯が利用できれば安くなりますが、日中にタンクの湯量が減って沸き増しなどが発生すると、割高な日中の電気代が負担になるでしょう。
オール電化の賃貸物件では、タンク容量がそれほど大きくない事が多いので、家族が多いと電気代が増えるかもしれません。
一方、都市ガスであれば、ガスの利用量に応じて従量単価がどんどん下がるため、家族が多い家庭であれば人数あたりの負担は少なくなります。
LPガスも都市ガス同様に、利用量に応じて従量単価が下がりますが、もともとの単価などが都市ガスより高いため、都市ガスのほうが経済的です。
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賃貸物件のオール電化(エコキュート設置)により水圧は弱くなる?

オール電化に伴うエコキュートの導入により、シャワーなどの水圧が弱くなる、というお話を聞いたことがあるかもしれませんが、その理由についてご説明します。
エコキュートの水圧が弱くなる理由
エコキュートとは、電気でお湯を沸かす給湯システムで、一日に使用するお湯をまとめて沸かしてタンクに貯めておき、必要な時にタンクにあるお湯を給湯するシステムです。
それに対してガス給湯器とは、水道直圧方式でお湯が必要になった際にその場でお湯を作り、蛇口から供給するため、水道水の水圧そのままの状態でお湯の供給が可能です。
このお湯の供給方法の違いが、エコキュートの水圧が弱い原因です。
水圧の違いはどのくらいかというと、一般的な水道水が約500KPa度の水圧であるのに対し、標準タイプのエコキュートの場合、約180KPaの水圧になります。
ただし、この水圧の差で不便を感じるかどうかは人それぞれです。
気にならなかったり、ガス給湯器の水圧が強すぎたためエコキュートの水圧で丁度良いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に使用してみて、水圧が弱いと感じたら以下の方法を試してみてください。
エコキュートの水圧を強くするには
まず、エコキュートの設定温度を上げましょう。
エコキュートの設定温度を上げるだけのシンプルな方法です。
多くのエコキュートは40~43℃程度に設定され、シャワーを使う場合にはエコキュートからの給湯のみが利用されます。
しかし、この方法では水圧が低下するため、温度を調節する際に混合カランの水道水を使用してエコキュートの設定温度を上げることで、水道水の水圧が加わり、水圧が強くなります。
この場合、お湯だけの使用時には温度が高いため、小さな子どもがいる家庭では危険なことと、温度設定が高いことによって電気代が高くなることに注意が必要です。
次に、シャワーヘッドを低水圧用シャワーヘッドに交換する方法です。
低水圧用シャワーヘッドは、ネット通販などで購入でき交換も簡単にできます。
お湯が出る穴を少なくする、または小さくすることによって、通常のシャワーヘッドよりも水圧を上げることが可能です。
ただし、水があまり拡散しなくなるため、使い勝手は悪くなるかもしれません。
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まとめ
オール電化で節約するには、ライフスタイルの見直しのほか、できるだけ昼間に電気を使わない、安い電力会社にするなどの方法があります。
オール電化にもガス併用にもメリット、デメリットがあります。
デメリットは対策次第で解消できることもあるので、本記事を参考に検討しましょう。
トマトハウス スタッフブログ編集部
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