賃貸物件の集合住宅には、木造や鉄筋コンクリート造などさまざまな建築物の構造があります。
そのなかでも丈夫でおすすめな構造は鉄骨造(S造)であり、頭文字のSteel(スチール=鋼)を用いた建物です。
そこで今回は、賃貸物件で鉄骨造(S造)の集合住宅におけるメリットやデメリットを解説します。
最後に住むときの注意点をご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら鉄骨造(S造)の賃貸物件に住むメリットとは?

賃貸物件で柱や梁に鉄骨を使用する鉄骨造(S造)は、メリットがいくつかあります。
経済的かつ精神的にうれしいメリットや、物件を設計する段階から得するものがあって魅力的です。
軽量鉄骨だとコストが抑えられる
軽量鉄骨とは、厚さ6㎜未満の鋼材を使った鉄骨を指します。
工期が短くて比較的簡単に設計できることから、家賃が安くなるのが特徴です。
中規模のアパートやマンション、一般住宅などで使われる構造になっていて、コストが抑えられるメリットがあります。
コストは人件費や設備費が該当し、理由は鋼材が規格で決められていて現場で組み立てるだけだからです。
よく聞く工法はプレハブ工法であり、震災時に利用される建築になります。
実例でいうと阪神淡路大震災や東日本大震災では、プレハブ工法による仮設住宅が多く建設されました。
低コストかつ2週間から3週間あれば建設でき、住居者にとっても住まいがすぐにありつけるため双方にメリットがあります。
重量鉄骨だと丈夫
重量鉄骨とは、厚さ6㎜以上の鋼材を使った鉄骨を指します。
強度に優れていて、重さに耐えられるのが特徴です。
タワーマンションやホームセンター、工場などの大型の施設で使われる構造で、建物が丈夫になるメリットがあります。
現場では軽量鉄骨のように組み立てるだけではなく、溶接をするのが一般的な工法です。
鋼材が4㎜以上なら法定耐用年数が34年と決まっているため、長く安心して住めます。
ちなみに法定耐用年数を過ぎたら建物が耐えられなくなって、崩れ始めるわけではありません。
定期的にメンテナンスをすれば、法定耐用年数を超えても問題なしです。
とくに鉄骨はサビの発生で耐久度が下がるため、適切な対策が必要になります。
設計自由度が広い
集合住宅の鉄骨造(S造)はラーメン構造が採用されていて、設計自由度が広いメリットがあります。
ラーメン構造とは、柱と梁の接合部を剛接合する構造です。
ラーメンとはドイツ語の「Rahmen」から来ていて、日本でいう額縁という意味があります。
重量鉄骨に多い構造で、斜めの筋交いがなくて設計がしやすいです。
軽量鉄骨で使われるブレース構造と比較して、大きな空間が作りやすくなります。
リフォームもしやすく、仕切りを動かしたり増減させたりすることで、印象がガラリと変わるのが強みです。
鉄骨造(S造)の賃貸物件に住むデメリットとは?

賃貸物件で鉄骨造(S造)の集合住宅に住むと、暮らすうえでストレスになるようなデメリットがあります。
万が一に災害にあったときも、他の建築構造と違って受けてしまう将来的なデメリットあるため、しっかりと確認しておきましょう。
遮音性能が高くない
種類別の建物と比較したとき、鉄骨造(S造)は遮音性能が高くありません。
もっとも遮音性が高いのは、壁や床がコンクリートで覆われた鉄筋コンクリート造です。
また重量鉄骨と軽量鉄骨の遮音性能を比較すると、重量鉄骨のほうが防音できます。
しかし、音の漏れがしやすいため、賃貸物件なら隣の部屋に音が聞こえてしまうかもしれません。
アパートやマンションで起こる騒音トラブルで問題にならないように、住民はより一層気を付けるべきです。
騒音が気になってしまう場合は、内見のうちに確認して集合住宅を避けたり、工夫して遮音性を高めたりする方法があります。
工夫はカーペットを敷いて下の階に足音が響かないようにしたり、防音カーテンを使用したりで対策するしかありません。
通気性と断熱性が低い
通気性と断熱性が低いということは、季節の温度の影響を受けやすくなります。
部屋の空気が外気の空気と変わらず、夏は暑くて冬は寒い環境になるのがデメリットです。
通気性が低いと湿気が溜まり、カビの繁殖の原因になります。
とくに日本の夏は高温多湿な地域が多いため、防腐剤を施工して工夫したほうが良いでしょう。
冬になればいくら部屋を暖めようとも、熱が逃げてしまうかもしれません。
重量鉄骨なら鋼材に厚さがありますが、軽量鉄骨だと鋼材が薄い問題があります。
つまり、室内と室外の空気を遮断する壁が薄いと、熱の移動が激しくなってしまうのです。
四季の変化をはっきりと感じる日本において、温度の差がある夏と冬の暮らしを快適に過ごせる賃貸物件を選びましょう。
耐火性が低い
鉄骨造(S造)は、耐火性が低いデメリットがあります。
もちろん木造のほうが燃えるし、火災になったとき火が燃え広がりやすいのが問題です。
しかし、鉄骨造(S造)でも鉄骨が高温で変形しやすくなり、建物が崩れやすくなります。
対策としては耐火性能の高いものを使って、建物を強化するしかありません。
また、火災が起きたらすぐに建物外から出て、近付かないようにしてください。
賃貸物件に使われる構造の中で、一二を争う耐火性の低さであるため、火の取り扱いには気を付けましょう。
とくに下の階で発生した火災は上の階へ火が上っていくため、集合住宅に住むなら低層階に住むのがおすすめです。
鉄骨造(S造)の賃貸物件に住むときの注意点とは?

住人同士の生活リズム
集合住宅に住む以上、階によっては上の階や下の階、隣の部屋に住人がいます。
夜中なのに練習中の音楽が聞こえてきたり、掃除機をかけたりするかもしれません。
つまり、生活リズムの違いによって、眠りを妨げられてしまう注意点があります。
音楽については契約事項に楽器不可の項目があれば、すぐに改善できる問題です。
問題なのは掃除機のような、騒音トラブルになります。
おそらく遅い帰宅時間によって、掃除機をかける時間を確保できないのでしょう。
この場合は住人同士で話し合うと気まずくなってしまうため、大家さんに相談して注意してもらうのが得策です。
結露が発生しやすい
結露とは、暖かい空気が冷たい空気に触れることで発生して、主にガラスの表面に水滴がつく現象です。
温度の調整が難しい鉄鋼造(S造)では、熱の移動が激しいためとくに発生しやすくなります。
結露で部屋の湿度が高くなってしまうと、部屋干しした洗濯物が乾きません。
湿度が高いと思ったら、換気扇を回して空気を入れ替えましょう。
料理の時や風呂上がりの時に室内の湿度が高くなるため、注意点です。
自然なデザインができない
使用するのは鉄骨であるため、自然なデザインができないのが注意点です。
たとえば山や森が近く、木造のほうが雰囲気にあっておしゃれだとしても、集合住宅は鉄骨造(S造)がオーソドックスになります。
混構造という木造と鉄骨造を組み合わせた建築がありますが、外観がかなり目立ってしまって雰囲気が合いません。
コストも一気に跳ね上がるため、安く集合住宅に住むなら鉄骨造一択がおすすめです。
まとめ
賃貸物件で鉄骨造(S造)の集合住宅に住む際は、住む前のメリットで考えるだけではなく、住んだ後に発生するデメリットを考慮しておきましょう。
なるべく注意点に気を付けて、住むときに発生する想定した問題を対処すれば、問題なく住める良い賃貸物件です。
人生で何回も購入する機会があるものではないため、慎重に選んでください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら




