近年、通常の賃貸マンションよりも短期間の契約となるマンスリーマンションの需要が高まっています。
マンスリーマンションはどのような人に向いているのでしょうか?
通常の賃貸との違いやメリット・デメリットについて解説します。
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マンスリーマンションとは「1~3か月など短期間だけ入居するマンション」のことです。
「マンスリー」とは「月々の」「月ごとの」という意味。
契約期間は最短でも1か月以上、長くても半年程度で月単位の契約が多くなります。
それに対して、通常の賃貸契約は2年契約であることがほとんど。
気軽に引っ越すことが難しい通常の賃貸契約に比べて、初期費用も安く転居が容易なことが大きな特徴です。
また、家具家電付きのためすぐに生活が始められることも嬉しいポイント。
また、同じ期間ならホテルを利用するよりも費用が安く収まるため、長期間の出張や一時的な滞在に適しています。
同じような短期間の滞在に「ウィークリーマンション」がありますが、これは「1~2週間程度という1か月に満たない短期間」のもの。
「マンスリーマンション」の情報は賃貸業であるため住宅情報サイトに掲載されているのに対して、「ウィークリーマンション」の情報は旅館業となるため旅行サイトなどに掲載されています。
同じマンションの中に複数のオーナーがいる場合、同じマンション内でも賃貸マンション、マンスリーマンション、ウィークリーマンションが混在していることもあります。
マンスリーマンションの特徴 メリット

初期費用が安い
マンスリーマンションの大きなメリットの一つとして敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用が不要であることが挙げられます。
また、保証料や火災保険料、鍵交換費用なども不要。
これらの費用は合計で家賃の3か月分以上かかることが多いため、初期費用がかなり抑えられるのです。
なお、退去時には清掃費用程度が必要となります。
家具・家電付き
マンスリーマンションのほとんどが、家具・家電付きとなっています。
カーテンやベッド、テーブルなどに加え、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などが最初から付いているため、服や身の周りのものなど最小限の荷物で引っ越しが可能です。
そのほかの必要な家電(掃除機やアイロンなど)もレンタルサービスがあるため、滞在日数に合わせて必要なものをレンタルすることもできます。
このような家具・家電は一から揃えるとまとまった金額になるため、初期費用も抑えられます。
インターネットが完備されている
マンスリーマンションには高速インターネットが完備されていることが多くなります。
別途契約する必要がないため、月々のランニングコストが抑えられます。
入居審査が簡単
マンスリーマンションの契約は、前金での全額支払いが一般的です。
そのため、審査は郵送かメールで身分証明書の画像(顔写真付き)と申込書類を送付するだけということが多く、通常の審査と比べてかなり通りやすくなります。
保証人が不要だったり、事前に家賃の振込が済めば審査不要でそのまま入居できることもあるため、急な引越しで落ち着いて準備ができない場合などに便利でしょう。
電気・ガス・水道の手続きが不要
マンスリーマンションは普通の賃貸マンションと違い、自分でガスや電気などの手続きをする必要がありません。
使用料は基本的に日割り料金で固定されていたり、家賃に含まれていることが多く、使用量にかかわらず一定の料金となります。
そのため、家を空けることが多い人にとっては割高になるかもしれません。
マンスリーマンションがオススメなのはこんな人
短期間の滞在のためのマンスリーマンションですが、その他にもさまざまな活用例があります。
●長期の出張や研修など
●長期の観光の拠点
●海外から一時帰国時の滞在先
●住んだことない街でお試しの滞在
●持ち家のリフォーム期間の一時滞在
●通常の引越しをする予定の方が3月などの家賃が高いシーズンを避けて入居したい
●急な辞令で転勤になったが、落ち着いて引越し準備ができない
●転勤になったが、お子さんの転校や転園の手続きが整うまでの間単身赴任したい
●定職がなく、滞在先で就職先を探したい
●遠方で入院している人の付き添い
マンスリーマンションの特徴 デメリット

通常よりも家賃が高い
マンスリーマンションは初期費用がかからない分、家賃は通常のマンションよりも15~20%ほど高めに設定されています。
そのため、概ね3か月以内であれば費用的にはお得になりますが、それ以上の期間の滞在となると通常の賃貸契約の方がお得になることもあります。
ただし、家具・家電がついていることで初期費用が相当抑えられるため、トータルのコストで比較してどちらの方が安くなるかを検討した方が良いでしょう。
部屋の見学ができないことが多い
マンスリーマンションは直前までほかの人が入居していることが多く、事前に部屋の見学ができないことが多くなります。
日当たりや環境を事前に確認できないことで、事前に確認した間取りや写真とイメージと違うということも起こりやすくなります。
住所が事前に確認できる場合は、GoogleMapのストリートビュー機能などを活用して周辺環境や窓の位置などを事前に確認するのがおすすめです。
契約延長ができない
マンスリーマンションの経営は空室期間をできるだけ少なくする必要があります。
そのため、すでに次の入居者が決まっていることも多く、契約の延長ができないこともあります。
まとまった資金が必要
マンスリーマンションの家賃は前金で契約期間分を一括払いが一般的。
そのため、契約期間が数か月に渡る場合は、まとまった資金が必要になります。
また、途中で解約をした場合でも返金されないことが多いため、契約内容を十分に注意しましょう。
住民票を移せない
マンスリーマンションは短期滞在を前提としているため、原則として入居者がその住所に住民票を移すことができません。
郵便物を受け取ったり、その地域に限定された市民サービスを受けられない場合があるので注意しましょう。
3か月~半年などの長期契約の場合は住民票の移動が可能な場合もあるため、契約時に確認してみましょう。
インテリアが変更できでない
マンスリーマンションの多くは家具家電付きのため、すぐに生活がスタートできることがメリットですが、家具のインテリアが好みと違うこともあります。
備え付けの家具家電は大家さんの所有のものなので勝手に捨てたりはできないため、インテリアはほぼ入居時の状態で固定されてしまいます。
インテリアにこだわりたい人にはデメリットとなるでしょう。
防犯上のリスク
マンスリーマンションの多くは入居のたびに鍵を交換しません。
そのため、前の利用者が鍵を複製すれば簡単に侵入できてしまうという欠点があります。
現在は女性専用や、スマートロック(スマートフォンや暗証番号を利用した施錠システム)などIT技術を使った対策をしているところもあります。
マンスリーマンションをオススメできないのはこんな人
マンスリーマンションはあくまで短期間の滞在を目的としたものです。
短期の滞在でなくても、オススメできない人もいます。
●3か月~半年以上滞在したい人
●滞在期間が決まっていない人
●部屋の環境やインテリアを重視する人
●防犯性が気になる人
●郵便物を受け取りたい人
●その地域の市民サービスを受けたい人
まとめ
初期費用が少なく、家具家電付きですぐに生活がスタートできるマンスリーマンションですが、コストや暮らしやすさの面でデメリットもあります。
利用の際はコストの面だけでなく、ソフトの面でも目的に合うかどうかを比較してみましょう。
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